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雨水を排出する/水抜き工法

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◎特定非営利活動法人雨漏り診断士協会認定 雨漏り診断士
◎厚生労働大臣認定 1級防水施工技能士
◎厚生労働大臣認定 1級造園技能士
◎国土交通大臣認定 2級建築施工管理技士
◎職業訓練指導員(造園科、森林環境保全科、防水科)免許取得者
◎一般財団法人建築保全センター認定 建築仕上げ改修施工管理技術者


埼玉県さいたま市雨漏り修理/水抜き工法

現場は埼玉県さいたま市南区にあるALC版にタイル貼りの3階建てマンションの1階店舗です。雨漏り修理は外部からの雨水の侵入を防ぐために、建具廻りのシーリングや外壁の防水などを行うことが通常の施工方法ですが、ここでご紹介する方法は+アルファの工事です。

諸事情により足場を設置して防水工事雨漏り修理などをすることが難し場合やすぐに結果を出さなくてはならない現場などで行う水抜き工法でについて、説明をさせていただきます。

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雨漏り調査で直接、確認した雨漏りです。この日は雨が降っていたので、私はどこから雨漏りするのか、雨水がどのような出方をするのかを直接、この目で見ています。

直接雨漏りを確認できない場合は、お客様にビデオ撮影をお願いしていますが、ビデオ撮影が難しい場合は写真を撮っていただき、メール添付で送ってもらっています。

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押縁の部分から雨漏りしていました。この辺りは雨だれの跡が何本も残っています。

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押縁とは、ガラスを固定する部材です。

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この部分にも雨水が流れていました。
この日の雨漏り調査はここまでですが、この時点で雨水がどの道を通り、押縁の隙間から流れ出ているのか、仮説を立てておきます。

この仮説に基づいて水抜き工法の設計を行うわけですが、現場での時間は有効に使わなければなりません。まずは写真をたくさん撮る。思いついたことをメモする。細かいことでも一見関係ないようなことでもメモを取っておいたほうが後で役立ちます。

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そして、水抜き工法施工の当日です。押縁を撤去しなければ、何も見えて来ないので、最初にガラス廻りのシーリング材をカッターを使用して撤去をします。

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ガラス廻りのシーリング材をカッターを使用して、切り取らなければならないので、慎重に切込みを入れます。気をつけなければならないのは、ガラスの端末部分にカッターの刃が当たるとガラスが割れたり小さなひびが入りやすいので、慎重にカッターを入れます。

力を入れ過ぎるとダメです。程々の力加減でシーリングにカッターを入れることです。

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ガラス廻りのシーリングの撤去が終わると、ここからが本番です。見えにくいので、ペンライトを使用して構造を確認します。このまま計画通り工事を進めることが可能なのか、または施工方法を変更しなければならないのか、この日の施工の判断はこの時点で行います。

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ペンライトでの確認が終わると、やはりそうだったのか、という確信を得ることができました。続行です。

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先に水抜き穴を開けています。この部分は空洞だと思って穴を開けていますので、穴を開けてから、もう一度本当に空洞になっているのかを確認をします。

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穴が空きました。やはりこの部分は空洞でした。雨水はここを通過して、両サイドにある隙間から押縁側の両方向へ流れていった、というのが私の仮説です。

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この部分から押縁側へ雨水が流れて、押縁の隙間から雨漏りしていた、という仮説があっての施工なので、この部分をシーリング材で潰して雨水の出口をなくします。
出口をなくすことで、押縁からの雨漏りをなくして、雨水を抜く、という計画です。

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合計4箇所をシリコンシーリング材で雨水の通路を潰します。次はいよいよ雨水を排出するための作業です。

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エポキシ系の材料を注入しています。材料はある程度の粘度が必要です。プライマーのようにサラサラだと隙間から流れ出てしまうので、隙間をなくすことはできません。

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材料はゆっくり慎重に注入します。多すぎると溢れ出てしまうので、確認をしながら、ゆっくり慎重に注入をします。この程度で良いでしょう。

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押縁を取付けて、ガラス廻りのシーリングをします。次は水抜きパイプの取付作業です。

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水抜きパイプを固定するために、バックアップ材とシーリング材で固定をしました。

サイドに取り付けたパイプです。最初に取付けたパイプとサイドのパイプと接続をする時に少しサイドのパイプを低くして、雨水が流れるようにします。

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雨水がパイプを通って流れ出るところは溝の中です。溝は外部にある小さな側溝とつながっています。雨漏り修理は入り口から雨水を侵入させないように処理ができれば、当然その方が良いと思います。諸事情によりそれができない時などは、業者サイドで色々工夫をして雨漏りを解決しなければならないと思います。

雨漏りが続くと誰でも精神的にも悪い影響を受けてしまいます。それを少しでも早めになくしてあげることができるように、このような工夫も必要だと考えています。

今回ご紹介した水抜き工法もあるので、雨漏りでお困りのエンドユーザーの皆さん、雨漏りはこのような工法でも解決できます。どうぞご安心ください。

(必殺雨漏り修理人/2023.04.30)


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